CIAの試験対策学校で有名なのはアビタスとTACです。
そこでこの2校をHPやネットの情報から比較しました。
※2023年1月11日一部修正しました。
※2022年4月10日一部修正しました。
受講料・入学金
アビタス | TAC | |
受講料 | ①eラーニング ¥231,000 | WEB通信+教室フリーパス ¥168,000 |
受講料 | ②eラーニング+通学併用可 ¥242,000 | |
入学金 | ¥11,000 | ¥10,000 |
受講料は、アビタスが20万円オーバーなのに対し、TACは16万円台とTACの方が安いです。
どちらもeラーニングと通学併用可能なコースがあります。
どちらも入学金は1万円程度。問い合わせをするとこのあたりが無料になる割引券をもらえたり、時期によっては受講料の割引もあるとのことなので、入学する場合はまず問い合わせをしてからの方がお得になることがあります。
開講・教育訓練給付制度・合格者
アビタス | TAC | |
通学コースの開講 | 新宿本校:4月・7月・10月・1月 大阪校:4月・10月 | 八重洲校:5月・11月・1月など |
教育訓練給付制度 | 利用可 |
開講の場所は、アビタスが新宿と大阪で2か所。TACは八重洲の1か所。
教育訓練給付制度はアビタスのみ利用可。受講料の20%が支給されるので、アビタスだと242,000円の20%=48,400円が支給されそうです。そうすると実質193,600円程度の負担となり、TACとの差は25,600円となります。
2023年1月時点、両学校とも教育訓練給付制度を利用可。
合格者の比較
アビタス | TAC | |
合格者 | 3,379名(2021年12月末時点) → 3,470名(2022年3月末時点) → 3,756名(2022年12月末時点) | 不明(非公開) |
合格者の声 | 169名(2021年12月末時点) (実名・写真アリの方:37名) → 169名(2022年3月末時点) (実名・写真アリの方:40名) → 188名(2022年12月末時点) (実名・写真アリの方:43名) | 79名(2021年12月末時点) (実名、写真掲載アリの方:67名) → 85名(2022年12月末時点) (実名、写真掲載アリの方:73名) |
合格者はアビタスのみ公開しております。TACは不明(非公開)のため純粋な比較はできませんが、ネットの情報等で見る限り、業界最大手はアビタスのようです。
(2社ともCIA対策の売上を発表している資料がないため、あくまで推測です。)
一方、合格者の累計を調べると一般社団法人日本内部監査協会のHPで累計で10,081 名と記載がありました。約33%の方がアビタスが把握している卒業生ということかと思います。実際には報告をしない人もいるため、数字はもっと大きくても不思議ではないかと思います。
(残り67%の内訳はわかりませんが、数字から見るとTACの合格者もかなりいるのかと思います)。
合格者の声という、「CIAを目指した理由や学習へのアドバイスなど、役立つ情報(体験記)」は、アビタスが188名に対しTACは85名で約2倍差があります。
ですが、実名で写真がある方を数えるとアビタス43名に対し、TACは73名いました。
このあたりは、アビタスは実名や写真付きを問わないが、TACはなるべく実名で写真付きの方を募集しているということかと思います。
講義・テキスト・教材
アビタス | TAC | |
講義 | eラーニング(事前収録)・ Zoomライブ講義(教室講義) | eラーニング(事前収録)・ 教室講義 |
サポート期間 | 2年間 | 2年間 |
テキスト | 紙テキスト・電子テキスト | 紙テキスト |
問題集 | 紙問題集・Web・アプリ | 紙問題集・Web |
カリキュラム | 全29回・72.5時間 | 全26回・65時間 |
アビタスの方が受講料が高い分、様々なカテゴリーでサービスの+アルファがあるという印象です。
講義はアビタスだとZoomライブ講義があり、TACの場合は事前収録か教室講義となります。
サポート期間はアビタス2年間に対し、TACは1年半と半年の差があります。TACも2年間に変更となったようです。
テキストは、アビタスのみ電子テキストも用意してあります。
問題集はアビタスのみアプリがあります。
カリキュラムは、多い方が良いのか少ない方が良いのか微妙なところですが、TACの方が3回分少なくまとめているようです。
その他・オプション・割引
アビタス | TAC | |
Web模擬試験 | 受講生限定 1 Part=3,300円 3 Partセット=6,600円 | 誰でも受験可 1Part:8,800円 |
割引 | ・当校 CPA・CISA・CFE・MBA・IFRS 受講生割引: 5,000円OFF ・有資格者割引 (USCPA・CISA・IFRS Certificate・ EA・CFE・UMass MBA) 5,000円OFF | ・内部監査士割引:30%OFF ・他校学習経験者割引:最大30%OFF |
オプションや割引を比べると、アビタスは受講生限定のものが多いです。一方、TACは誰でも受験可であったり他の学校からの割引もあります。
Web模擬試験はアビタスの場合は受講生限定で行っております。TACの場合は誰でも受験が可能です。
割引はかなり差がありました。アビタスはアビタスの受講生に対し5,000円OFF。有資格者も5,000円OFF。
一方TACは、内部監査士を30%OFF、他校学習経験者を最大30%OFFとかなり割引いています。
仮に30%OFFとなると、168,000円✕30%=50,400円引くことができるため、実質117,600円で勉強が可能となります。
まとめ
どちらの学校も合格者を出していることと、受講料がかなり違うためどちらかが一方的に良いというのはなかなか言い切れない結果になりました。
サービスで言えばアビタスの方が+アルファがありますが、受講料が定価ベースだと242,000円と168,000円で1.44倍も違います。
その他の差は、各校のセミナーや資料請求でさらに情報得られるかと思います。
下記からアクセスできますので、時間のある時にでもまとめてやっておくことをお勧めいたします。

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