【CIA】公認内部監査人試験 独学におすすめの参考図書

CIA(公認内部監査人)

CIA(公認内部監査人)試験とは?

CIA(公認内部監査人)試験は、日本では一般社団法人日本内部監査協会が実施している資格試験です。
https://www.iiajapan.com/leg/

CIA(Certified Internal Auditor-公認内部監査人)は、資格認定試験に合格し、実務経験等の要件を満たした者に授与される称号です。CIA資格認定試験は、内部監査人の能力の証明と向上を目的とした世界水準の認定制度で、世界約190の国と地域で実施されています。

https://www.iiajapan.com/leg/より

主に内部監査部門に所属している方が取得を目指す資格ですが、取得には予備校に通うか独学でトライするかの2択となります。

どちらが良いかはそれぞれメリット・デメリットがあるので、この記事では独学をする場合のおすすめ図書をいくつか紹介いたします。

おすすめ参考図書、参考書

その1:専門職的実施の国際フレームワーク 2017年版

CIA(公認内部監査人)試験に絶対に必要な1冊。
Part1とPart2はこの本の内容からかなりの出題があります。
受験をするのであれば必ず読んでおくべき図書となりますので、まずはこの本を買うことからスタートしましょう。
Amazonで購入可能です:https://amzn.to/42AhRCF

内容

協会が良しとする:
内部監査や監査人の基本的な考え方、基準、原則、定義、倫理観などが記載されています。
そのため、実際に行われている現場での内部監査実務と試験で問われる知識は異なるかもしれません。
試験をクリアするためには、このIPPFに書いてある内容を理解しておく必要があります。

その2:内部監査:アシュアランス業務とアドバイザリー業務(第4版)

もとは洋書だったものを、一定の期間を経て日本語訳したものです。
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内容

上記おすすめ図書1の「専門職的実施の国際フレームワーク(IPPF)」で取り扱っている内容もところどころ入っていたり、参照としてIPPFを紹介していたりします。

全600ページ以上の本のためボリュームはかなりあるが、IPPFの内容をより具体的にかつ4色刷りでカラーで解説をしています。

本書の内容と構成:
■ガバナンス、リスク・マネジメント、および内部統制についての広範な内容
■リスク・ベースでプロセスとコントロールに焦点を当てた内部監査アプローチ
■ITと、不正リスクおよびコントロールとの統合
■IPPF、および公認内部監査人(CIA)試験の仕様との整合
■重要な概念を強調するための、各章にある重要な用語の説明

https://www.iiajapan.com/leg/data/list/bk10128.html

非常に惜しいのが、各章ごとに問題が作成されているのだが、答えが書いていないこと・・・
おそらくこれが答えだろうという推測はできるが、そうでない問題もある。
答えを書いてくれていれば理解が深まるので、その点が唯一惜しい点です。

とはいえ、IPPFには記載されていない内容や、基準を丁寧に解説してくれている図書なので独学をするのであれば持っていて損はないでしょう。

その3:CIA試験模擬問題集2019

日本内部監査協会発行の模擬問題集のため、試験前に一通り解いておくと似たような問題が数問出るかも。
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内容

本書の「はじめに」に記載があるが、「合格を保証するものではない」ということにはご注意いただきたい。CIA試験はコンピューター試験のため、試験問題が世の中に出回らない。

また、コンピューター試験のため問題が大量にストックされていることや日々問題が修正されることも予想され「これさえやっておけば、同じ問題が出るので、試験に合格できる!」っという図書は世の中に存在していない。

本書を通して、「こういった形で出題されるかも」っというあたりをつけるために一通り目を通しておくと良いと思う。逆に言えば、この図書の問題でつまづくようであれば、本試験の合格はまだまだ先になると考えられる。

その4:公認内部監査人資格認定試験対応 内部監査基本テキスト〈第4版〉

協会の図書ではないが、公認内部監査人(CIA)の方が研究をして作成をした試験対策本
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内容

全868ページとかなりの分量があるが、問題も464問収録してあるためこの1冊でかなりの理解を深められる。この1冊だけでCIA試験に合格できるかと問われると足りない部分もあると思うが、協会発行の図書に比べると日本語がかなり読みやすいため、独学者であればこの本をまずサラっと一読した上で、上記その他のおすすめの3冊を繰り返すと、それぞれの図書の理解が深まるのではと思う。

まとめ

CIA試験対策として予備校であれば15万〜20万程度かかるが、独学であれば上記本を揃えても3万円程度。

確実に会社からCIA資格取得を命じられている場合は、どこかの予備校に通うのが良いと思うが、そうでなく、まずは知識として勉強をしたく、あわよくば試験に合格したいという方であれば、独学として本を買ってそれを読むところから始め、予備校の情報はまずは無料のものを請求しておくというのが良いのではと思う。

参考

CIA試験の予備校としてはアビタスとTACが有名です。

下記から無料で資料請求とセミナー申込みができるので、思い立った時に情報を集めておきましょう。

CIA/公認内部監査人資格 アビタス

この記事が何かのお役に立てれば嬉しく思います。
それではまた別の記事でお会いしましょう。

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